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三色香辛料スタッフブログ

鷹の爪と唐辛子の違い

京都鷹の爪200.jpg

呼び名が違う鷹の爪と唐辛子、実は同じトウガラシ品種ということは皆さんご存じですか。

「鷹の爪」も「唐辛子」も辛味成分を含んだナス科トウガラシ属に分類される野菜です。

他にもピーマンやパプリカ、シシトウガラシなども広義には同じナス科トウガラシ属で、甘味種という甘とうがらしに分類されています。

同じナス科トウガラシ属でも辛いものと辛くないものがあるのは不思議ですよね。

 

よく『赤い=辛い』『青い=辛くない』と認識されていますが、辛さは品種(カプサイシンの有無)によって程度が異なります。

一般的にピーマン、ししとうは青く辛味もありませんが、熟せば赤く色づきます。赤くなったからといって辛味が増すわけではなく、熟して甘くなります。

基本的に全てのトウガラシ属の植物は熟す前は緑で、熟したら赤色やオレンジ色になるので、色で辛さを判断するのは危険です。

また唐辛子の辛さは栽培環境に左右されます。

どういうことかというと、ししとうは甘とうがらしに分類されていますが、まれに辛味が強いものがあります。

それは栽培している中で高温乾燥や肥料切れなどの苗がストレスを受けカプサイシンが多く生成されるためです。

通常水をたっぷりあげ、栄養もしっかりあげて育てストレスを与えなければ辛くなりません。

つまり辛い唐辛子を作りたい場合は、栄養価の無い土壌で必要最低限の水を与え、唐辛子にストレスをかけるようにすれば同じか品種でも辛い唐辛子ができるということです。

 

話がそれましたが、ここからは唐辛子と鷹の爪の違いについてみてみよう思います。

まずは唐辛子。唐辛子の主な原産国は中南米です。

唐辛子は1万年以上前から栽培されている歴史があります。メキシコのほうでは紀元前6,000年頃から、唐辛子が調理に使われていたことが判っています。

唐辛子の世界的な普及の礎となったのはコロンブスです。

コロンブスはマルコ・ポーロの書物からその当時希少で高価だった胡椒を求めインドへ向かい、インドと間違えカリブ海に浮かぶ西インド諸島に上陸しました。

そこで唐辛子を胡椒の仲間だと思い込み持ち帰り、香辛料の需要の高さから、すぐにヨーロッパ広域に広がりました。

 

【日本伝来には諸説あって・・・・】

①1543年、ポルトガル人が種子島に鉄砲を伝えた「鉄砲伝来」。その折に、同時に持ち込まれたとされる説。

②日本には1542年に当時海外との交易に関わっていた武将、大友義鎮(よししげ)がポルトガル人宣教師「バイタザール・ガコ」から献上された説。

③16世紀の終わりに豊臣秀吉が起こした朝鮮出兵。この時加藤清正が日本に唐辛子を持ち帰ったという説。

どれも真相は分かっていませんが15世紀から16世紀頃に伝来されたと考えていいようです。

当時は食用というわけではなく、毒として扱われたり、足袋に入れて霜焼け予防として使われたりしたそうです。

 

一方の鷹の爪。鷹の爪は日本国産の品種です。江戸時代ごろから栽培が開始し、本鷹や熊鷹などいくつかの品種があります。

形状としては、先が爪のように曲がっているのが特徴で、鳥の鷹の爪の鉤爪(カギヅメ)の形に似ていることから鷹の爪と呼ばれています。

他の種類の唐辛子と比べて実の大きさは小さく、つき方は唐辛子とは異なり、上向きに実がつく。

鷹の爪は唐辛子の中でも比較的辛さは低く、料理にも使いやすので、唐辛子の中でも最もポピュラーな品種です。

 

外来当初はわずかな種類から始まったと考えられている唐辛子ですが、品種改良が進んだこともあり、今では観賞用も含め1,000種類以上の唐辛子が存在しています。

唐辛子の形状としては、柄が長く、卵状披針形と呼ばれる形をしています。種の中には、キャロライナ・リーパーのように卵状で細長くない形のもの見られます。

現在日本における唐辛子は消費量の9割以上を輸入に頼っており、国内自給率はおよそ3%だといわれています。

国内産唐辛子のおもな産地は福岡県や兵庫県、栃木県などで、晩夏から初冬にかけて収穫シーズンになりますが、乾燥したものは年中手に入ります。

使いやすく手頃に手に入る鷹の爪は赤唐辛子の総称のようにもなっていますが、

鷹の爪や「本鷹(ほんたか)」は鷹の爪群。「八房(やつぶさ)」や「熊鷹」は八房群。

「伏見辛」や「日光」は伏見群というように、辛さの度合いや収量、特性などによっていくつかの系統に分類されます。

つまり『唐辛子=鷹の爪』ということではなく、いくつかある唐辛子の品種の一つが鷹の爪ということです。

辛味も程よくどの料理にも使いやすい鷹の爪が唐辛子の中で格段手に取りやすいですが、この機会にぜひいろんな品種の唐辛子を試してみるのも楽しいかもしれません。

 

唐辛子をより効果的に摂取するには・・・

【唐辛子の効率的な摂取方法】

唐辛子 ブログ②.png

■植物油と一緒にとる

唐辛子に含まれるビタミンEやβ-カロテンは脂溶性ビタミンです。

脂溶性ビタミンは油に溶ける性質を持つため、より効率的に栄養を摂取するには植物油と一緒にとることがおすすめです。

ペペロンチーノパスタは唐辛子のビタミンEやβ-カロテンを摂取するには効率の良い調理法です。

 

■種ごと食べる

カプサイシンは種やワタの部分に多く含まれています。

料理によっては辛味を抑えるために取り除くように記載されている事がありますが、栄養面では種の部分ごと食べたほうが良いです。

種ごと食べることに抵抗がある場合は、万願寺唐辛子や伏見とうがらしのように種やワタを取り除かなくても美味しく食べられる甘味種の唐辛子を選ぶのもおすすめです。

 

■生の唐辛子を使う

唐辛子に含まれるビタミンCは乾燥するとほとんど無くなってしまうため、栄養的には生の唐辛子を使う方がより良いです。

乾燥唐辛子と同様調理できることはもちろん、いつもの調味料に生唐辛子を潰したり、刻んで加えることで風味豊かな辛味を手軽に追加できます。

また酢漬けやオイル漬けにしてもちょっとした調味料に早変わり。

ただし、他のビタミンEやカプサイシンなどの栄養は乾燥唐辛子でも無くならないので、用途に応じて使い分けることが大事です。

 

 

【おまけ】

唐辛子がお酒の割り物の材料としても用いられている事はご存知ですか?。

金魚.jpg

 

  ≪材料≫

   ・焼酎

   ・唐辛子(鷹の爪)

   ・大葉

   ・割り物(水orお湯or炭酸水)

 

 

大葉を水草、唐辛子を金魚に見立て、まるで水槽のような見た目が特徴的の『金魚』と呼ばれる飲み方。

大葉の爽やかな香りと唐辛子の辛みが相まって体が温まり、いつもの焼酎がおしゃれにより美味しく楽しめます。

まだ飲んだことがない方は是非お試しください♪

 

唐辛子の栄養と効果

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唐辛子って辛いだけで栄養なんてないと思っていませんか?

実は唐辛子はとっても栄養豊富な緑黄色野菜です。江戸時代には漢方として重宝されていたようです。

今回は唐辛子の栄養素と効能についてお話ししたいと思います。

 

 

■唐辛子といえば一番に思いつくのはカプサイシンです。

唐辛子の主な辛み成分であるカプサイシンは、アドレナリンの分泌量を増加し、代謝を上げるだけでなく、コレステロール排出作用があります。

また、血流や血行を改善する働きのあるため冷え性の改善にも効果的な栄養素です。

さらに、カプサイシン特有の刺激的な辛味は胃腸を刺激して食欲を増進させる効果のほか、

辛味によって塩分量が控えめでも満足感が得やすくなるといった効果があり、低塩食のスパイスとしても活用できます。

 

 

※ちなみに辛みを表す【スコヴィル(スコビル)値(Scoville heat units/通称:SHU)】は

トウガラシに含まれるカプサイシンの割合を測定したものです。

 

家庭でよく使用されている鷹の爪は【約40,000〜50,000SHU】

韓国料理に使用される韓国辛味唐辛子は【約20,000〜50,000 SHU】

辛い唐辛子で代表的なハバネロは【約100,000~350,000SHU】になります。

 

~世界一辛い唐辛子~

世界一辛い唐辛子はペッパーX【3,180,000SHU】です。

ペッパーXはキャロライナー・リーパーの開発者によってアメリカのサウスカロライナ州で開発されました。

ギネス世界記録にも載っているキャロライナー・リーパーの2倍辛い、ハバネロの800倍辛いそうです。

あまりにも辛すぎて、人体の免疫システムに異常をきたすことから単体では食べることができないとも言われています。

ペッパーX ②.png

 

■話がそれましたが唐辛子に多く含まれている栄養素にβ-カロテンがあります。

β-カロテンといえば人参やほうれん草・カボチャなどに色の濃い野菜に多く含まれる栄養素です。

唐辛子もピーマンと同じ仲間なのでβ-カロテンが含まれていることはわかりますが、

乾燥唐辛子は生唐辛子の約3倍、β-カロテンの含有量の最も高い人参よりも多く含んでいます。

β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、視力の維持や粘膜、皮膚・髪などの健康維持に大きな役割を果たします。

また、抗酸化作用もあるため、動脈硬化や生活習慣病の予防にも役立ちます。

 

■また生唐辛子にはビタミンC・ビタミンEも多く含まれています。

唐辛子100gには1日分の摂取量を上回るビタミンCが含まれています。

ビタミンCは風邪の予防に役立つほか、日焼けによるシミやしわ等の肌の老化を防ぐ効果が期待できます。

ビタミンEは高い抗酸化力をもち、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防だけでなく、美肌を保つためにも重要な働きをします。

また、ビタミンEには細胞内の疲労物質を排出する効能があり、疲労回復や疲れにくい体づくりにも効果を発揮します。

ただし、乾燥唐辛子になってしまとビタミンC・Eは破壊されなくなってしまいますので、

ビタミンC・Eを摂取したい場合は生で調理に用いることがおすすめです。

 

 

このように唐辛子は小さいながら、とても栄養豊富な食物であることはわかります。

ただ辛いが故、食べすぎは胃の粘膜の損傷を引き起こし、味覚障害を起こしかねませんので、

過剰摂取するのではなく、適量でおいしく摂取することが必要です。

では効率的に唐辛子を摂取するにはどうしたらいいか・・・

次回は効唐辛子の効率的な摂取方法と、唐辛子の活用法に関して書きたいと思います。

 

初物唐辛子が続々入荷!!

10月中旬の喜界島産唐辛子をかわきりに

11月初旬には熊本県産唐辛子、

先日長野県産唐辛子も初物が入荷しました!!!

今年は天候が悪かったせいか色づきが遅く、入荷も遅れており、

全体的に小粒ですが、辛味とうまみは十分です♪

ぜひ、ご賞味ください☆

唐辛子.jpg

 

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